
せのび
飛べそうにだって思える。 高いところってそういうもの。

飛べそうにだって思える。 高いところってそういうもの。

夜が、少しだけ早くなった季節。 もうこんな時間。

温かなお皿。 ラザニアのもつ温かさ。

どこまでも続くような、美しいグラデーション。 ずっとずっとそこで待っていたいような。

ひとりここまでやってきた 残る想いも果たせぬまま すべてはこの場所から。

くるくるまわる。 波を描く。力強く。 口を開けて見てしまっていたのは わたしも変わらない。

船にのるわけでもなく、 待つわけでもない。 ただゆっくりとした時間が流れる場所。

湿度ある空気、濡れた木々、水滴── 美しい、花のとき。